余命宣告❷

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余命宣告があったことを姑に告げるか否か…

夫は、受け入れずに泣くだけだから面倒だし言わない方が良いのではないかと言いましたが…

私は父を亡くしてるので、≪家族が死ぬ≫ということがどんなことなのか、今すべきこと、後悔しないためにしておいた方がいいことが多少はわかります。

私は舅の死後、姑を支えたり、落ち着くまで面倒をみたりする気は一切ありません。

迷惑しかかけられてないので、これ以上は無理。関わりたくない。

姑は私にべったり纏わり付き、押しかけ同居しようと目論んでいますが、『あなたの家はココ!あなたが住むのはココか施設』という考えを変える気はないので洗濯機を買ってあげたのです。

長年連れ添ってきたわけだし、すぐには受け入れられないかもしれないけれど、死ぬまでにしてあげたいこと、しておいた方がいいこともあるだろうし、知っていた方が出来るだけ後悔しないように行動できるから死後のことも考えると伝えたほうが良いのでは?』と夫に言いました。

家族の死後 心残りや後悔、自責の念を抱いて苦しむ人は多いだろうし、私は姑がどんな状態になろうと受け入れる気はないので自分で乗り越えてもらうしかないし、姑の場合、誰彼構わず当たり散らしたり警察沙汰を起こしかねないので、頭や心を整理したり準備させた方が良いだろうとも言いました。

泣くだろうね・・・はあ…面倒臭い』と言いながら…夫の実家へ。



早速、

りんご食べたいからナオさん剥いてー

という姑…

いざ話を…となってもなかなか切り出せない夫😑

今から大事な話をするのでよく聞いてください』と私が言い、促すと…

今日、病院行って来て…早くて1か月、長くても3か月くらいだろうって。死ぬまでにやってあげたいこと、色々あるだろうから後悔しないように・・・」とゆっくりわかりやすく話していました。

姑、泣くかと思ったのに…

早くて1ヶ月、長くても3ヶ月だから覚悟して…時間が経つのは早いから…病院に行く回数を増やしたり…会話する時間を増やしたり…」と夫が言っても 黙々とリンゴを食べ続ける姑。

えっ?聞こえてないの?

えっ?なんで何も言わないの…

リンゴ食べ続けてる…え?なんで?!

やってあげたい事、話しておきたい事、色々あるだろうから…』と言っても何も言わず美味しそうにりんごを食べ続ける姑。

数分間、黙ってりんごを食べ続ける姑を見ていたら…

に見えてきて…

笑うのを我慢しても無理で…

私につられて、夫も笑い始め、

それを見て、姑も笑いだし…

という変な雰囲気での余命宣告になってしまい、姑は一切泣くこともなくあっさり受け入れたようでした。



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